2012年07月08日

事業を多角化するには

 非常におこがましい限りだが、後輩諸氏に最近一番よく聞かれることは、やっぱり「なぜそんなに仕事を頑張るのか?」ってこと。

 正直いってそれほど頑張りたいとも思っていないのだが、自分の事業の現状を見れば、建設業、不動産業、介護施設開発、分譲地プロジェクト、物販店、飲食店、開業支援コンサルティングなど多岐にわたっており、どれもまずまずの業績で回しているので、見方によってはガムシャラに頑張っているようにも見える。

 結論から言うと、仕事するのに理由なんかないし、事業を多角化するのに特別な努力などしていない。
 あえて言うなら「仕事を増やすことに躊躇しない」というだけで、無理矢理探して増やしてきた訳ではない。

 ただし、「躊躇しない」という点に関しては甘く考えない方がいい、と最近思うようになってきた。
 サラリーマンの方にありがちな、「いま手一杯で仕事を引き受けられない」という感覚は、経営者であれば事業の大小を問わず持つべきではない。無責任に仕事を引き受けて先方に迷惑を掛けたくないという考えは謙虚で結構だが、それでは事業の拡大には縁がないと思う。

 ストレッチには痛みが伴う。
 しかも仕事のストレッチは、筋肉のストレッチと異なり、心地よい痛みというわけにはいかない。

 これからも自分の事業は増えていくと予想している。
 最近取り組みはじめた事業は、M&A、ファンド事業、分譲住宅販売プロジェクト。どれが事業として確立するかわからないし、全部ダメかもしれない。
 しかしそれを何とかビジネスにしようとする過程で、様々な学びがあり、出会いがあり、人に助けられ、最新技術の恩恵を受けて、人見知りでヒキコモリの私でも、ひとかどの経営者になれるような気がする。まあその内には。

 事業の多角化はリスクヘッジの観点からも正しい。
 正直いって、本業一本で枕を高くして眠れるほど、私は剛胆ではない。
 となれば、天才ならざるこの凡人の身をもってしては、粛々と取り組み続けるほか道は無いと思っている。



Posted by たまじゅん at 12:22│Comments(0)
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