2014年08月05日

パーソナルスタイリスト

 先週の土曜、丸一日を費やして「お洋服」を選んでもらった。

 一文で書くとそういう表現になるが、これがとにかく凄かったので、ちょっと感想を書いておこうと思う。

 ファッションに興味があるならご存知の方も多いだろうけど、政近準子氏が主宰する"ファッションレスキュー”てのがあって、そこにはプロのスタイリストがゴロゴロいて、政治家や芸能人のパーソナルスタイリストとして活躍している。(らしい)

 もうね、そういう人って、その人自身がちょっと普通と違うのよ。

 極めつけは、夕方近くになって政近氏本人が挨拶に来て下さったんだけど、遠くから歩いてきても判るくらい、何か出てる。
 静岡とは比較にならんオシャレな人がいっぱいいる新宿のファッションビルの中であっても、そう。

 でもって、そういう仕事を目指す者たちの為に、「パーソナルスタイリストジャパン」という講座を開設し、そこから新たなスタイリストを輩出している。
 今回は、私のごく近しい者が、その「PSJ13期生」の末席を汚しており、モニターを頼まれて新宿まで出向いた。

 浅学にも私は、ファッションレスキューのことを全く知らなくて、あいつが頼むなら行ってやるか、程度のノリだったのよ。

 で、行ってみてびっくり。

 平たく言うと、「虎の穴」。
 細かく書くとキリがないのでそこは端折るけど、とにかく厳しい。ちょっとひいちゃったくらい。

 でもって、私の服を選ぶにあたり、事前にみっちりアンケートを書かされ、当日もこれでもかとヒアリングされたんだけど、結論としては、忙しいビジネスマンで、もし自分を変えたいくらいのオシャレをしたいんだったら、そういうプロのスタイリストに任せることをお勧めする。


 ていうのが、今回私のコーディネートの中で、「白いシャツを入れたいね」って話になったんだけど、その時たしか伊勢丹メンズ館にいたんだけど、当然近くに白いシャツがいっぱいあるわけじゃん?

 でも、臼倉くんていうスタイリストの子が「では白いシャツを見に、バーニーズまで歩いて頂きます」とかって言って、クソ暑い中歩かされたのよ。

 で、たどり着いたバーニーズに入ったら一直線、「これ着て下さい」て、一枚のシャツを差し出された。
 もちろん他にも白いシャツがたっくさんあるのに、ですよ。

 で、着てみたら、私の体型にミラクルフィットしている上に、襟の立ち方も袖の垂れ方も、スゲーカッコイイ!
 ていうか、自分が感動的に格好よく見える。単なる白シャツ着ただけなのに。

 スタイリストの臼倉くんは、今回の下見も含めて、あらゆるショップで、白シャツを60〜70枚、試着したそうな。face08
 事前にデータを送ってあった、私の体型も想定して。

 でもねえ。

 忙しい私たちに、そんな時間ある??
 
 ていうか、そこまで洋服に体力使える??

 ・・絶対無理だよね。

 てな訳で、自分じゃ出来ないようなオシャレがしたくて、だけど忙しいからこまめにショップに足を運ぶなんて事が出来なくて、その上で、もし経済的な事情が許すなら、スタイリストを頼みなさい!って思いました。

 いうなれば、スタイリストのセンスだけじゃなく、時間と知識と熱意を買うって感じ。(表現は悪いけど。ごめんなさい。)

 もちろん自分で楽しみたい人はそうすればいいし、オシャレに興味なんか無いっていう生き方もある(ていうか私もそれに近いし)。

 でもまあ、洋服で多少なりとも自分が映えて見えるのって、モニターとはいえ今回初めて体験したけど、悪くないっす。

 そんな先週末でした。face02
 あーでもヒトゴミは嫌いだ。やっぱ都会には住めそうもないな。  


Posted by たまじゅん at 12:23Comments(0)