2013年11月24日

たまには自分の仕事を考える

 秋のセミナーラッシュが終わり、重心が自分の仕事に戻り始めた。

 まだまだ他人にビジネスを指導できるキャリアではないし、普段から理論よりも実践を重視しているが、たまには自社のことも考えてみようと思う。

 現在展開しているものを、ジャンル別に分けるとこうなる。
 ①建築業(事業用)
 ②建築業(居住用)
 ③不動産仲介業
 ④物販店
 ⑤飲食業(FC)
 ⑥飲食業(オリジナル)
 ⑦スイーツタウン
 ⑧高齢者施設の開発と保有
 ⑨店舗応援団

 さらに展開予定のものとしては、
 ・ファストフード店経営
 ・投資物件の販売代理またはファンド

 などがある。

 さて、経済が拡大している時代であれば、需給バランスからいっても、看板を揚げてさえいれば何らかの仕事にありつくことができる。
 実際、建築業や飲食業、不動産業などといった既存の事業は、20年前までは、それほどの経営努力をしなくても潰れない程度の客数を確保できた。

 だが現在は違う。

 建築関連業者は、バブルの最盛期でも56万社だったのが、現在は60万社を超えている。
 飲食業は、例えば藤枝市には昔は居酒屋なんて数える程しかなかったが、現在は個人もチェーンも合わせると数倍に増えている。
 ファミレスだって20年前には2~3店しかなかった。回転寿司なんて1件もなかった。
 洋服や靴に関しては、ユニクロもしまむらもABCマートもなかった。
 自宅から徒歩圏に以前あった2件のスーパーが潰れ、現在は田子重、Coop、富士屋、KOマート、マックスバリュの5件がある。

 とにかく藤枝のような田舎においても、安くて品ぞろえの良い資本のでかい会社同士が、しのぎを削っている。
 その上、消費人口は減って、所得は下がっているのだ。
 こりゃもう、零細な事業が行き詰まらない方がどうかしている。

 例えば事業用建築で言えば、当社のような何の特徴もない平凡な建設会社は、社会に必要ではなくなる可能性が高い。
 これはその他の業種においても全て当てはまる。

 選ばれる理由、何を解決するのか、あるいは誰を幸福にできるのかが明確に持てない企業には明日はない。  


Posted by たまじゅん at 13:32Comments(0)