2012年09月21日
成果への最短の方法
飲食事業部の月例ミーティングで、部長が店長たちに面白い質問をしてくれた。
「将来どうなりたい?」
こんなざっくりした質問もないし、知らない人なら聞きたくもないけど、いつも一緒に仕事をしている仲間から聞くのは何だか楽しみ
「仕事で成り上がりたい」
「優績店長として全国に名を轟かせたい」
「後進を育てたい」
など、本当に前向きな答えが帰ってきたんだけど、その中で約半数の者が言ったのは、
「お金が欲しい。仕事をしなくても困らないようになりたい。楽をしたい。自分が休んでも大丈夫な状況を作りたい。」
ってことだった。
これは俺も、若い頃には似たような事をずっと考えてたので、すごく気持ちがわかるし否定する気はない。
店長たちも、その為には今は休めないけど仕事を頑張って、キャスト達を盛り上げて、目前の数字を何としても達成していく、と言ってくれているので、今すぐ怠けたいという気持ちは持っておらず、きっとこれからも頑張っていってくれるんだろう。
でも、お金が欲しい、楽できるようになりたい、って気持ちをエンジンにするのは、結構遠回りだと思う。
論語に、 “これを知る者はこれを好む者に如かず これを好む者はこれを楽しむ者に如かず” ってのがある。
仕事に関してはこれをもじって、 “怠る者は努力する者に勝てず、努力する者は楽しむ者に勝てず” だと思う。
仕事が目標達成のための苦行になってる人と、仕事そのものを楽しむ人とでは、成果に大きな開きが出て当然だ。
スポーツの練習なんかでもそうだけど、目的意識をもってやりたくてやる練習と、やらされてる練習とじゃ、上達速度は全然違うはず。
だからって、好きなことを仕事に出来る人ばかりじゃない。
であるなら、目の前の仕事を好きになる努力が必要だ。
仕事を辛いと感じながら頑張る努力よりも、仕事を好きだと感じる努力をした方が、成果にはつながりやすい。
お金が欲しい、休みたい、楽をしたい、って思うなら、仕事を好きになって熱中するのが最も近道だと思う。
その方が早く成果が挙がるから、お金も時間も手に入る。その上毎日が辛くない。いいことづくめ。
基本ネガティブな俺だけど、いや、ネガティブだからこそ、折れそうな心を持ち直す努力を欠かすことができない。
お蔭で周囲からは仕事大好き人間みたいに言われるけど、様々な葛藤の中で仕事とその周囲のことを好きになり、それが成果につながる事が最近になってちょびっとわかってきた。(ような気がする)
だから、せめて少なくとも一緒に仕事をしている彼ら彼女らにも、休日の夜に明日からの仕事にワクワクする生活をおくって欲しいと、切に願ったミーティングでしたとさ。
「将来どうなりたい?」
こんなざっくりした質問もないし、知らない人なら聞きたくもないけど、いつも一緒に仕事をしている仲間から聞くのは何だか楽しみ
「仕事で成り上がりたい」
「優績店長として全国に名を轟かせたい」
「後進を育てたい」
など、本当に前向きな答えが帰ってきたんだけど、その中で約半数の者が言ったのは、
「お金が欲しい。仕事をしなくても困らないようになりたい。楽をしたい。自分が休んでも大丈夫な状況を作りたい。」
ってことだった。
これは俺も、若い頃には似たような事をずっと考えてたので、すごく気持ちがわかるし否定する気はない。
店長たちも、その為には今は休めないけど仕事を頑張って、キャスト達を盛り上げて、目前の数字を何としても達成していく、と言ってくれているので、今すぐ怠けたいという気持ちは持っておらず、きっとこれからも頑張っていってくれるんだろう。
でも、お金が欲しい、楽できるようになりたい、って気持ちをエンジンにするのは、結構遠回りだと思う。
論語に、 “これを知る者はこれを好む者に如かず これを好む者はこれを楽しむ者に如かず” ってのがある。
仕事に関してはこれをもじって、 “怠る者は努力する者に勝てず、努力する者は楽しむ者に勝てず” だと思う。
仕事が目標達成のための苦行になってる人と、仕事そのものを楽しむ人とでは、成果に大きな開きが出て当然だ。
スポーツの練習なんかでもそうだけど、目的意識をもってやりたくてやる練習と、やらされてる練習とじゃ、上達速度は全然違うはず。
だからって、好きなことを仕事に出来る人ばかりじゃない。
であるなら、目の前の仕事を好きになる努力が必要だ。
仕事を辛いと感じながら頑張る努力よりも、仕事を好きだと感じる努力をした方が、成果にはつながりやすい。
お金が欲しい、休みたい、楽をしたい、って思うなら、仕事を好きになって熱中するのが最も近道だと思う。
その方が早く成果が挙がるから、お金も時間も手に入る。その上毎日が辛くない。いいことづくめ。
基本ネガティブな俺だけど、いや、ネガティブだからこそ、折れそうな心を持ち直す努力を欠かすことができない。
お蔭で周囲からは仕事大好き人間みたいに言われるけど、様々な葛藤の中で仕事とその周囲のことを好きになり、それが成果につながる事が最近になってちょびっとわかってきた。(ような気がする)
だから、せめて少なくとも一緒に仕事をしている彼ら彼女らにも、休日の夜に明日からの仕事にワクワクする生活をおくって欲しいと、切に願ったミーティングでしたとさ。
Posted by たまじゅん at
19:58
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2012年09月09日
具体的に金儲けに関してやり方を語る
店舗応援団でいろいろな開業支援をしている訳だけど、我々が支援したぐらいで、経済的な成功確率を高められるわけじゃない。
我々の所に相談に来てくださるチャレンジャー(起業家・新規事業・第2創業)の頭の中には、既にビジネスモデルや商品が考えられており、また本人が積んできた経験の中から、出来ることできない事を峻別しているので、開業までのスピードをあげて手間を減らすことは出来ても、その段階から収益そのものをお手伝いできることは少ない。
大間違いしないようなアドバイスが主にならざるを得ない。
しかし、もっと早期の相談なら、まったく違ったアプローチで収益をあげるお手伝いをすることができる。
ややこしいこと抜きで、早くお金が儲かるようになるって事だけだったら、一見迂遠のようで実は最短、って方法がある。
少なくとも自分たちはそれを実践して、現在のところうまくいってる。
例えば私が、生まれて初めて開業支援のセミナーをやったのは、ほんの10ヶ月前。昨年の11月の藤枝商工会議所である。これは純粋たる処女講演であり、それまで人前で話す機会などなかった。
そしてそれを期に、今年の1月に店舗応援団はSOHO静岡に出展し、そこからは毎月のように講演依頼があり、主宰しているビジネスサークルは大盛況だ。
謙遜抜きで、これは私の個人的資質によるものでは決してない。事実、私の講演はいまだに稚拙だ。
それでも各地の商工会議所や法人会のセミナー依頼、創業支援のプロジェクトや大学での講演、全国でも話題の事業引き継ぎプロジェクトのファシリテータなど、既に何年もセミナー講師をやっているかと勘違いされる活動っぷりだ。
この状況には他でもない、自分が一番驚いている。
どうしてこんなスピードで展開できたか、これには実ははっきりした理由がある。
それをセミナーにしてみたら、1日がかりになっちゃったので、ぜひ参加してみて欲しい。
「パートナー・ベンチャー実践研究会」↓
https://www.facebook.com/events/490130170999403/
私みたいに本業を持っていて、異業種進出でしっかり収益を挙げたい方に、最も向いていると思う。
なお、実例は店舗応援団だけではない。
私が本業以外で取り組んでいるものに、「スイーツタウンプロジェクト」という分譲地の共同事業があるが、不振の分譲地業界において、ほぼ即売御礼で快進撃している。
また飲食業に関しても、恥ずかしながら出店当初は赤字続きだったが、ある時を境に一気に黒字化し、現在では年商4億、店舗経常利益の合計は2000万円を超えている。
その他にも3~4件、具体的な事例をつまびらかにする。
なので、参加者には守秘義務の書類にサインをしていただく。
現在、そういった実例に関して、どなたでも応用可能な、具体的な説明が出来るようになった。
本業の衰退に悩む事業主、新規事業の模索を続ける2代目経営者など、この手法の対象者だ。
そしてこの手法はきわめて等身大だ。この手法を実践してきたのは、稲盛和夫でも柳井正でもない。特に目立った能力もない私とその仲間たちだから。
我々の所に相談に来てくださるチャレンジャー(起業家・新規事業・第2創業)の頭の中には、既にビジネスモデルや商品が考えられており、また本人が積んできた経験の中から、出来ることできない事を峻別しているので、開業までのスピードをあげて手間を減らすことは出来ても、その段階から収益そのものをお手伝いできることは少ない。
大間違いしないようなアドバイスが主にならざるを得ない。
しかし、もっと早期の相談なら、まったく違ったアプローチで収益をあげるお手伝いをすることができる。
ややこしいこと抜きで、早くお金が儲かるようになるって事だけだったら、一見迂遠のようで実は最短、って方法がある。
少なくとも自分たちはそれを実践して、現在のところうまくいってる。
例えば私が、生まれて初めて開業支援のセミナーをやったのは、ほんの10ヶ月前。昨年の11月の藤枝商工会議所である。これは純粋たる処女講演であり、それまで人前で話す機会などなかった。
そしてそれを期に、今年の1月に店舗応援団はSOHO静岡に出展し、そこからは毎月のように講演依頼があり、主宰しているビジネスサークルは大盛況だ。
謙遜抜きで、これは私の個人的資質によるものでは決してない。事実、私の講演はいまだに稚拙だ。
それでも各地の商工会議所や法人会のセミナー依頼、創業支援のプロジェクトや大学での講演、全国でも話題の事業引き継ぎプロジェクトのファシリテータなど、既に何年もセミナー講師をやっているかと勘違いされる活動っぷりだ。
この状況には他でもない、自分が一番驚いている。
どうしてこんなスピードで展開できたか、これには実ははっきりした理由がある。
それをセミナーにしてみたら、1日がかりになっちゃったので、ぜひ参加してみて欲しい。
「パートナー・ベンチャー実践研究会」↓
https://www.facebook.com/events/490130170999403/
私みたいに本業を持っていて、異業種進出でしっかり収益を挙げたい方に、最も向いていると思う。
なお、実例は店舗応援団だけではない。
私が本業以外で取り組んでいるものに、「スイーツタウンプロジェクト」という分譲地の共同事業があるが、不振の分譲地業界において、ほぼ即売御礼で快進撃している。
また飲食業に関しても、恥ずかしながら出店当初は赤字続きだったが、ある時を境に一気に黒字化し、現在では年商4億、店舗経常利益の合計は2000万円を超えている。
その他にも3~4件、具体的な事例をつまびらかにする。
なので、参加者には守秘義務の書類にサインをしていただく。
現在、そういった実例に関して、どなたでも応用可能な、具体的な説明が出来るようになった。
本業の衰退に悩む事業主、新規事業の模索を続ける2代目経営者など、この手法の対象者だ。
そしてこの手法はきわめて等身大だ。この手法を実践してきたのは、稲盛和夫でも柳井正でもない。特に目立った能力もない私とその仲間たちだから。
Posted by たまじゅん at
13:49
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2012年09月08日
常葉学園大学にて「ベンチャーって面白い」
常葉学園大学さんの就職準備セミナーで、対談講演をさせていただいた。
誘ってくれたのはメグネイルめぐみさん。維新エンターテイメントの武友社長を加えて、3名で70〜80名の大学生を前に対談形式で講演をしてきた。
お2人は、今や20歳代では静岡市を代表する起業家だから(学生は知らないだろうけど)、学生さんにはなかなかぜいたくなセミナーだ。
お題は、「ベンチャーって面白い」。
まあ俺だけ見事におっさんで、居心地悪い事この上ない状況なんだけど、それでも若い2人の起業家の柔軟な受け答えは見事で、学生たちは歳が近い事もあって次第に引き込まれていき、講演は上手い具合に進み、後半はしっかり笑いも出るくらい聴いてもらえた。
俺は今回はコーディネーターに徹する事ができ、進行と時間配分と、聴衆の反応に合わせて話を方向転換をしていくだけで良かったので楽だったけど、それでもこういう際の気配りでいくつか気づいた点があった。
まず会場がスクール形式でない場合、椅子の向きが演壇に正対していない。
これでは首が疲れて集中力を削ぐので、椅子ごとこちらを向かせなきゃならない。
さいわい開始あいさつの段階で気づき、向きを変えるよう修正してあげることができた。
また、こちらからの一方的なお喋りじゃない事を刷り込む為には、早い段階で聴衆を参加させる事も効果的だ。
今回でいうと、「今日はまだ夏休み?」とか、「大卒の初任給って今いくら?」とか、簡単に答えられそうな質問を、全体にではなく個人を指して尋ねた。
しかもかなりバラバラに指したので、誰もが人ごとではない(いつ指されるかわからない)。
そして特に若い人の場合には、冗長にならないようにする事に、最も気をつかった。
話すテンポを上げて、専門用語も横文字も言い替えずに入れて説明すると、食いつきが良くなってメモをとる人が増えていくのがわかる。
普段のセミナーでは、専門用語や横文字は避けたり言い替えたりするよう注意しているが、若い人にはそういう気遣いは無用だし、話のスピードをどんなに上げても着いて来れるので、こちらも加減しなくていいから楽しい。
自画自賛のそしりを免れないが、今回の対談は非常に面白く、是非またどこかでやりたいくらいだった。
「ベンチャーって面白い」というお題でのオファー、待ってます!対象は、できれば20歳代しばりでw
誘ってくれたのはメグネイルめぐみさん。維新エンターテイメントの武友社長を加えて、3名で70〜80名の大学生を前に対談形式で講演をしてきた。
お2人は、今や20歳代では静岡市を代表する起業家だから(学生は知らないだろうけど)、学生さんにはなかなかぜいたくなセミナーだ。
お題は、「ベンチャーって面白い」。
まあ俺だけ見事におっさんで、居心地悪い事この上ない状況なんだけど、それでも若い2人の起業家の柔軟な受け答えは見事で、学生たちは歳が近い事もあって次第に引き込まれていき、講演は上手い具合に進み、後半はしっかり笑いも出るくらい聴いてもらえた。
俺は今回はコーディネーターに徹する事ができ、進行と時間配分と、聴衆の反応に合わせて話を方向転換をしていくだけで良かったので楽だったけど、それでもこういう際の気配りでいくつか気づいた点があった。
まず会場がスクール形式でない場合、椅子の向きが演壇に正対していない。
これでは首が疲れて集中力を削ぐので、椅子ごとこちらを向かせなきゃならない。
さいわい開始あいさつの段階で気づき、向きを変えるよう修正してあげることができた。
また、こちらからの一方的なお喋りじゃない事を刷り込む為には、早い段階で聴衆を参加させる事も効果的だ。
今回でいうと、「今日はまだ夏休み?」とか、「大卒の初任給って今いくら?」とか、簡単に答えられそうな質問を、全体にではなく個人を指して尋ねた。
しかもかなりバラバラに指したので、誰もが人ごとではない(いつ指されるかわからない)。
そして特に若い人の場合には、冗長にならないようにする事に、最も気をつかった。
話すテンポを上げて、専門用語も横文字も言い替えずに入れて説明すると、食いつきが良くなってメモをとる人が増えていくのがわかる。
普段のセミナーでは、専門用語や横文字は避けたり言い替えたりするよう注意しているが、若い人にはそういう気遣いは無用だし、話のスピードをどんなに上げても着いて来れるので、こちらも加減しなくていいから楽しい。
自画自賛のそしりを免れないが、今回の対談は非常に面白く、是非またどこかでやりたいくらいだった。
「ベンチャーって面白い」というお題でのオファー、待ってます!対象は、できれば20歳代しばりでw
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16:07
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2012年09月01日
モラトリアム不要論
店舗応援団を始めてから、素晴らしいチャレンジャーにインタビューする機会が増えた。
ビジネスにおける成功者でもある彼ら(彼女ら)からは、興味深い共通点がいくつか見つけることができるが、その中の一つが「モラトリアムは成功を遠ざける」という認識だ。
チャレンジのために準備や検討をしたり、資格や業務知識を得たいなら、一社会人として働きながらすべきだという見解は、みごとに一致している。
実は俺もそう思ってた。
大体、資格なんてものは夜中や早朝に勉強して取るからこそ価値があるし、新規事業の立ち上げだって本業を完璧にこなしつつやるべきだ。
勉強や新規事業で本業にしわ寄せが行くようでは、本末転倒であろう。
これを説明するとブログ一回分では足りない分量なのだが、まずは社会人でありながらモラトリアム状態がありうるのか?という点に関して、一時期よく言われた「モラトリアム人間」に関するわかりやすい定義を見つけたので、一部引用してみる。
---------------------------
モラトリアム人間=自己形成の状態にとどまり、既成の大人社会に同化できないでいる人間。
いつまでも社会的な自己(アイデンティティ)を確立するためのモラトリアム(猶予期間)にとどまり、既成の大人社会に同一化しないままの状態でいる人間のこと。
青年期は、知識、技術の研修のために、知的、肉体的、性的な能力の面では一人前になっているにもかかわらず、なお社会人としての義務と責任の支払いを猶予されている状態と定義した。
ところが一九六○年代から七○年代にかけて、次第にこの意味での青年期が延長し、いつまでもモラトリアム状態にとどまる青年層がふえた。こうした心理構造の持主をモラトリアム人間と名付けた。
モラトリアム人間は、アイデンティティを全うするために、他の自分の可能性を切り捨てる「あれかこれか」型の生き方に比べて、「あれもこれも」型であり、自分の多様な可能性を常に自由に発揮できるような柔軟性を持っている。しかし、社会に対して当事者意識を欠き、お客様的であり、組織、集団、国家、社会に対して帰属意識が希薄で、何事にも一時的、暫定的にしかかかわらず、自分のすべてをかけることを避けるなどの心理傾向を持っている。
----------------------------
まあ後半部分は辛辣にすぎるかなとのキライはあるものの、本来、大学を卒業する22歳ころまでに終えるべき青年期を、年代に関わらず引きずってしまう傾向は、近年ますます強まっている。
生活保護や失業保険などの社会保障のみならず、モラトリアム人間を対象にした民間と補助金のあわせ技のような制度もあったりして、さらにこれを助長している。
学校を卒業してから何年も経過しているにも関わらず、経済活動に参加しないで自分探しをしていられる環境が、この国にはいくらでもあるのだ。
誤解の無いように断っておくが、俺が話を聞いてきたチャレンジャーたちは、何も定職に就きなさいと言っているわけではない。
バイトでもパートでもいい。日雇いだっていい。コンビニや居酒屋や、肉体労働や単純作業など、なんでもいいから仕事をすべきだと口をそろえて言う。
仕事をしていれば、お客様と接したり、組織を見たり、お金を扱ったり、人間関係を学んだり、その気になれば経営やマネジメントを学ぶことだってできる。全ては本人次第なのだ。
モラトリアム生活に入ると、接する相手が支援機関の方とか、コンサルタントとか、各分野の専門士の方とかが多くなってくる。
もちろん有益なのだろうが、商売の現場感覚は絶対に鈍ってくる。
物知りの方たちとばかり話して、情報と人脈と知識ばかりが増え、妙にカッコつけてしまいたくなり、頭を下げる相手を選ぶようになってしまう。
その点、店舗応援団で企画しているthink&vision2.0は、100%実践者の集まりだ。
皆さん、ご自分の才覚で飯を食っていこうという方ばかりが集まって、等身大でリアルなビジネスの話に終始する。
かっこいい理論は学べないが、ごく身近で本物の失敗談と成功例が聞ける。
皆さんめっちゃ悩んでいるし、人間臭い。
なかなかチャレンジに踏ん切れないし、女々しい。
かと思うと、びっくりするようなチャレンジをあっさりしちゃってたり。
でもリアルって、そういうものだ。
自画自賛ながら、小さな商売を立ち上げるためには、think&vision2.0が最強のビジネスサークルであると自負している。
何故なら、多くのチャレンジと、多くの失敗と、わずかな成功を経験してきた俺自身が“こういう場所があったらな”と思っていたものを具現化したものだから。
ビジネスにおける成功者でもある彼ら(彼女ら)からは、興味深い共通点がいくつか見つけることができるが、その中の一つが「モラトリアムは成功を遠ざける」という認識だ。
チャレンジのために準備や検討をしたり、資格や業務知識を得たいなら、一社会人として働きながらすべきだという見解は、みごとに一致している。
実は俺もそう思ってた。
大体、資格なんてものは夜中や早朝に勉強して取るからこそ価値があるし、新規事業の立ち上げだって本業を完璧にこなしつつやるべきだ。
勉強や新規事業で本業にしわ寄せが行くようでは、本末転倒であろう。
これを説明するとブログ一回分では足りない分量なのだが、まずは社会人でありながらモラトリアム状態がありうるのか?という点に関して、一時期よく言われた「モラトリアム人間」に関するわかりやすい定義を見つけたので、一部引用してみる。
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モラトリアム人間=自己形成の状態にとどまり、既成の大人社会に同化できないでいる人間。
いつまでも社会的な自己(アイデンティティ)を確立するためのモラトリアム(猶予期間)にとどまり、既成の大人社会に同一化しないままの状態でいる人間のこと。
青年期は、知識、技術の研修のために、知的、肉体的、性的な能力の面では一人前になっているにもかかわらず、なお社会人としての義務と責任の支払いを猶予されている状態と定義した。
ところが一九六○年代から七○年代にかけて、次第にこの意味での青年期が延長し、いつまでもモラトリアム状態にとどまる青年層がふえた。こうした心理構造の持主をモラトリアム人間と名付けた。
モラトリアム人間は、アイデンティティを全うするために、他の自分の可能性を切り捨てる「あれかこれか」型の生き方に比べて、「あれもこれも」型であり、自分の多様な可能性を常に自由に発揮できるような柔軟性を持っている。しかし、社会に対して当事者意識を欠き、お客様的であり、組織、集団、国家、社会に対して帰属意識が希薄で、何事にも一時的、暫定的にしかかかわらず、自分のすべてをかけることを避けるなどの心理傾向を持っている。
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まあ後半部分は辛辣にすぎるかなとのキライはあるものの、本来、大学を卒業する22歳ころまでに終えるべき青年期を、年代に関わらず引きずってしまう傾向は、近年ますます強まっている。
生活保護や失業保険などの社会保障のみならず、モラトリアム人間を対象にした民間と補助金のあわせ技のような制度もあったりして、さらにこれを助長している。
学校を卒業してから何年も経過しているにも関わらず、経済活動に参加しないで自分探しをしていられる環境が、この国にはいくらでもあるのだ。
誤解の無いように断っておくが、俺が話を聞いてきたチャレンジャーたちは、何も定職に就きなさいと言っているわけではない。
バイトでもパートでもいい。日雇いだっていい。コンビニや居酒屋や、肉体労働や単純作業など、なんでもいいから仕事をすべきだと口をそろえて言う。
仕事をしていれば、お客様と接したり、組織を見たり、お金を扱ったり、人間関係を学んだり、その気になれば経営やマネジメントを学ぶことだってできる。全ては本人次第なのだ。
モラトリアム生活に入ると、接する相手が支援機関の方とか、コンサルタントとか、各分野の専門士の方とかが多くなってくる。
もちろん有益なのだろうが、商売の現場感覚は絶対に鈍ってくる。
物知りの方たちとばかり話して、情報と人脈と知識ばかりが増え、妙にカッコつけてしまいたくなり、頭を下げる相手を選ぶようになってしまう。
その点、店舗応援団で企画しているthink&vision2.0は、100%実践者の集まりだ。
皆さん、ご自分の才覚で飯を食っていこうという方ばかりが集まって、等身大でリアルなビジネスの話に終始する。
かっこいい理論は学べないが、ごく身近で本物の失敗談と成功例が聞ける。
皆さんめっちゃ悩んでいるし、人間臭い。
なかなかチャレンジに踏ん切れないし、女々しい。
かと思うと、びっくりするようなチャレンジをあっさりしちゃってたり。
でもリアルって、そういうものだ。
自画自賛ながら、小さな商売を立ち上げるためには、think&vision2.0が最強のビジネスサークルであると自負している。
何故なら、多くのチャレンジと、多くの失敗と、わずかな成功を経験してきた俺自身が“こういう場所があったらな”と思っていたものを具現化したものだから。
Posted by たまじゅん at
14:54
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