2013年02月11日
資格~環境~不平等
若い方で、どういう資格を持ってれば有利でしょうか、と相談に来る方がいる。
そういう方は大抵が、「秋までは勉強して資格をとって、それから起業しようと思う」とかおっしゃる。
結論から言えば、今どき弁護士や歯科医師であっても営業ができない人は仕事がなくて苦しんでるのに、少々の資格が起業に有利に働くことはない。(「就職」には有利かもしれないけど。)
その仕事をする為には持ってて当然みたいな資格を、学生ならともかく、仕事を休んで学校に通って取得しようなんて、どうかと思う。
執拗の謗りを免れないが、そしてあえて繰り返しを承知で言うが、仕事を中断してとった資格より、どんなんでもいいから仕事しながら深夜や早朝や休日に勉強して取る資格の方が、ビジネスに活かせる。
ていうか、いい若いものが、資格や起業のために中期で仕事を休んじゃうようでは、起業してからハードワークに突入しづらい。そういう方が経営者になってから、社員が「資格を取りたいから3ヶ月休ませてくれ」と言ったら、どう答えるのだろう。
これは私の経験則ではなく、見てきた事例がそうなのだ。
起業を予定するなら、正社員じゃなくていいから仕事は中断しないで、せめてモノを売る仕事をしていた方がいい。
コンビニでも居酒屋でもガソリンSSでもいい。これはスポーツみたいなもんで、中断しちゃうと商売の感覚が鈍るから。
ていうか、そのモノを売る職場でイマイチ活躍できなかった場合には、起業も再検討したほうがいい。
あと既に本業をお持ちの零細経営者で、異業種に進出しようとするなら、体制が整うのを待ったりしない方がいい。
現在の事業は自分がトップセールスを維持した上で、おベンキョーや資格取得などより先に、事業に取り掛かるべきだと思うが、どうでしょう。
ちなみに私が介護事業(サービス付き高齢者向け住宅)に進出しようと思ったのは、法改正があった2011年。
もちろん私は介護士などの資格は持ってないし、やったのは法改正のポイントの徹底調査と、いかに早く事業参入をするか、という行動だけだった。
同時期に事業参入を計画したが、資格取得に走った経営者で、全く事業が進行していない方もおられる。
自画自賛ながら、進行としては事業の収益化が先行し、やりたい事が後に来ており、私のセミナーを絵に描いたようなモデルになっている。
ところで私が今持っている資格は、必要に迫られて取得したものばかりだ。
勉強が苦手なので、はっきり言って誰でも取れるものばっかりだ。
損害保険特級資格は、保険の手数料率を向上させたかったのでとった。
宅地建物取引主任者は、そもそも会社に資格者が、当時は私しか居なかった。
ファイナンシャルプランナーは、土地活用の提案営業をする際に、どんな立派なプランでも資格がないと胡散臭いので。
1級建築施工管理技士は、建築工事の受注が順調で監理技術者が不足するのが見えたので取得した。
当たり前だけど全部仕事の手を緩めずに、ていうかむしろ仕事を加速している時にこそ資格が必要になるから、どうしても普段以上に忙しい時に試験勉強期間が当たってしまう。
でもそれでも、働く環境に恵まれてない方や、子育てしながら働く女性や、ハンディキャップのある方たちと比べれば、仕事しながら夜なべで試験勉強するくらい、全っ然大変じゃない。
私は仕事も、いや勉強も運動もダメで自信がないことばかりだが、こういう事を語る際には、全然謙虚になる気になれない。
やれる環境にある人は、やるのが大変な環境の人の分までカバーする気でやるべきだ。
そうして生まれた雇用や納税が、社会を作っていく。
やる人、やらない人の差が出来て、一見アンバランスなようで、そうではない。
働けるものが自然に働き、働きにくい人を補っていくようになるべきだと思う。
出産や病気や事故で、それらは入れ替わる時もあるのだから。
そして働きづらい環境にある方たちが、チャレンジしやすい社会になって欲しい。
元気で能力も十分ある若者が、失業保険をもらったり、助成金を目当てに起業したりなんて考えないで欲しい。
元気で役所の窓口を説得できなきゃもらえない助成金なんて、原理上の不平等なんだと言ったら、言い過ぎだろうか。
少なくとも私は、いつか能力以上に事業をやりすぎてクラッシュする事があるかもしれないけど、今後もリスクテイクする。
クラッシュしたらその時は自分自身は破産するわけだし、何人かの雇用も一時的に消失する。
でも、だからその恐怖で、健康を維持できる範囲で、寝る間も惜しんで働く。
そこから生じるささやかな雇用や納税は、私のような不見識な人間が社会活動なんかするよりも、遥かに大きな果実を社会にもたらすと思うからだ。
そういう方は大抵が、「秋までは勉強して資格をとって、それから起業しようと思う」とかおっしゃる。
結論から言えば、今どき弁護士や歯科医師であっても営業ができない人は仕事がなくて苦しんでるのに、少々の資格が起業に有利に働くことはない。(「就職」には有利かもしれないけど。)
その仕事をする為には持ってて当然みたいな資格を、学生ならともかく、仕事を休んで学校に通って取得しようなんて、どうかと思う。
執拗の謗りを免れないが、そしてあえて繰り返しを承知で言うが、仕事を中断してとった資格より、どんなんでもいいから仕事しながら深夜や早朝や休日に勉強して取る資格の方が、ビジネスに活かせる。
ていうか、いい若いものが、資格や起業のために中期で仕事を休んじゃうようでは、起業してからハードワークに突入しづらい。そういう方が経営者になってから、社員が「資格を取りたいから3ヶ月休ませてくれ」と言ったら、どう答えるのだろう。
これは私の経験則ではなく、見てきた事例がそうなのだ。
起業を予定するなら、正社員じゃなくていいから仕事は中断しないで、せめてモノを売る仕事をしていた方がいい。
コンビニでも居酒屋でもガソリンSSでもいい。これはスポーツみたいなもんで、中断しちゃうと商売の感覚が鈍るから。
ていうか、そのモノを売る職場でイマイチ活躍できなかった場合には、起業も再検討したほうがいい。
あと既に本業をお持ちの零細経営者で、異業種に進出しようとするなら、体制が整うのを待ったりしない方がいい。
現在の事業は自分がトップセールスを維持した上で、おベンキョーや資格取得などより先に、事業に取り掛かるべきだと思うが、どうでしょう。
ちなみに私が介護事業(サービス付き高齢者向け住宅)に進出しようと思ったのは、法改正があった2011年。
もちろん私は介護士などの資格は持ってないし、やったのは法改正のポイントの徹底調査と、いかに早く事業参入をするか、という行動だけだった。
同時期に事業参入を計画したが、資格取得に走った経営者で、全く事業が進行していない方もおられる。
自画自賛ながら、進行としては事業の収益化が先行し、やりたい事が後に来ており、私のセミナーを絵に描いたようなモデルになっている。
ところで私が今持っている資格は、必要に迫られて取得したものばかりだ。
勉強が苦手なので、はっきり言って誰でも取れるものばっかりだ。
損害保険特級資格は、保険の手数料率を向上させたかったのでとった。
宅地建物取引主任者は、そもそも会社に資格者が、当時は私しか居なかった。
ファイナンシャルプランナーは、土地活用の提案営業をする際に、どんな立派なプランでも資格がないと胡散臭いので。
1級建築施工管理技士は、建築工事の受注が順調で監理技術者が不足するのが見えたので取得した。
当たり前だけど全部仕事の手を緩めずに、ていうかむしろ仕事を加速している時にこそ資格が必要になるから、どうしても普段以上に忙しい時に試験勉強期間が当たってしまう。
でもそれでも、働く環境に恵まれてない方や、子育てしながら働く女性や、ハンディキャップのある方たちと比べれば、仕事しながら夜なべで試験勉強するくらい、全っ然大変じゃない。
私は仕事も、いや勉強も運動もダメで自信がないことばかりだが、こういう事を語る際には、全然謙虚になる気になれない。
やれる環境にある人は、やるのが大変な環境の人の分までカバーする気でやるべきだ。
そうして生まれた雇用や納税が、社会を作っていく。
やる人、やらない人の差が出来て、一見アンバランスなようで、そうではない。
働けるものが自然に働き、働きにくい人を補っていくようになるべきだと思う。
出産や病気や事故で、それらは入れ替わる時もあるのだから。
そして働きづらい環境にある方たちが、チャレンジしやすい社会になって欲しい。
元気で能力も十分ある若者が、失業保険をもらったり、助成金を目当てに起業したりなんて考えないで欲しい。
元気で役所の窓口を説得できなきゃもらえない助成金なんて、原理上の不平等なんだと言ったら、言い過ぎだろうか。
少なくとも私は、いつか能力以上に事業をやりすぎてクラッシュする事があるかもしれないけど、今後もリスクテイクする。
クラッシュしたらその時は自分自身は破産するわけだし、何人かの雇用も一時的に消失する。
でも、だからその恐怖で、健康を維持できる範囲で、寝る間も惜しんで働く。
そこから生じるささやかな雇用や納税は、私のような不見識な人間が社会活動なんかするよりも、遥かに大きな果実を社会にもたらすと思うからだ。
Posted by たまじゅん at 15:55│Comments(0)