店舗応援団代表たまじゅんの多角化日記

　私は「務」がつく仕事が苦手だ。

　「事務」
　「労務」
　「総務」
　そして「財務」。
　稼ぐのは嫌いじゃないんだけど、整備や整理、調整や修正は本当にめんどくさい。
　それらが大事なのは重々承知の上で、それでも以前は頑張ってやっては(あるいはやろうとしては)いたが、現在は他の人に任せている。
　昨日は、その財務体質の強化セミナーに行ってみた。

　苦手なのになんで行ったかって言うと、金融機関円滑化法の期限が迫る中、尊敬していた同業者が年末に民事更生を出し、こりゃ今からえらい事になるかもと、小心にも慌てて参加を決めた次第。

　まあ行ったら行ったで更に小心をあおる内容ばっかで、償還期間によって否応なく破綻懸念の烙印を押されることや、いくら粉飾しようが金融機関が独自にもつ指標で企業の格付けは機械的に決められることなど、聞くだけで眠気が覚めるような内容ばっかり。

　てな訳で、今の私はめっちゃ仕事する気になってる。

　こういうネガティブパワーはつくづく自分の持ち味で、「このままじゃやばい」っていう時に、嫌いな財務のことにも異常に興味がわくし、もともと得意分野の営業や新規事業の立ち上げにもシビアさを増す。

　でもこれって、前向きで明るい人が楽しく仕事をするのと同じなのかもしれないと、さっき思った。
　前向きな人はこれを「楽しいからやる」と考え、私のような人間はこれを「やばいからやる」と捉えるだけなんじゃないかな。

　人間のモチベーションは一定で、あとは各人の捉え方に差異があるだけ。
　そんな事を考えながら、こんな分析には１円の価値もないなと気づき、明日からの準備をしよう！