2013年01月03日

しょせん私たちの悩みのほとんどは、現代の豊かさに起因している

 2013年を迎え、ようやく初めてのブログとFacebookに手を付ける。
 大晦日〜お正月と、ちょっと考えすぎて混乱していて、賀詞をアップする気になれずにいた。

 何を考えていたかといえば、そこはどうってことなくて、相変わらず仕事のことばっかり。
 収益化していない事業の帰趨とか、抱えすぎてしまった自分の仕事の量とか、年をまたいで残した問題についてとか、今年から売り上げが立つ施設のキャッシュフローとか、役員や社員の構成の問題とか、申告の事とか、まあ誰でも考えるような事を、つらつらと。

 自分自身がこんな悩める子羊の身でありながら、昨年からは店舗応援団のお陰で、起業前あるいは起業後の人様の悩みも聴かせて頂く機会が増えた。

 自分で言うのもなんだが、私のコンサルティング手法は割と首尾一貫しており、実践最重視である。

 しかしこの年末年始、人には様々な価値観があり、それに沿った生き方があり、私が最短距離だと考えるルートが、ある者にとっては適さない事もある(そんなの当たり前の事だ)だろうと考えた。もちろんその優劣を決める必要もない。
 つまらない正論を述べるようで恐縮だが、正論てのは大体いつも、つまらないものだ。

 価値観は多様だし優劣を争う必要もないが、それを踏まえた上で、我々の悩みはそのほとんどが、ソマリアの内戦やカンボジアの飢餓の前ではとるに足らない問題である。
 こういう話は身もふたもなくて更につまらないが、もしかすると正論度とつまらなさ度は正比例するのかもしれない。

 自分の努力以上の結果を望むから、わずかな不運にも嘆くようになる。
 まして批判や妨害を受けたからといって、仕事がどう変わる訳でもない。他人に認められないことや、協力者が期待通りに動いてくれない事など、そよ風のうちにも入らない。

 その上で今年の目標を作っていこうかなと考えるまで、ずいぶん時間が掛かっているのだから、そもそも私自身がそよ風にも入らない些細なことに翻弄されているといえる。

 とにもかくにも、新年を迎えて「さあ今年こそ頑張るぞ!」なんていうポジティブなタイプじゃないので、ブログスタートから暗くいってみた。
 来年の今ごろには、今抱えている「そよ風にも入らない」いくつかの問題が解決している事を願って。

 明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。



Posted by たまじゅん at 14:55│Comments(0)
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