2012年11月20日

飲食事業について

 飲食事業を始めて、はや7年半。

 はじめた当初の2年間は収支も運営も苦しすぎて、「やるんじゃなかった」と毎日思っていたけど、今は6店舗で年商4億5000万円、事業部長を始め正社員10名を抱える、一人前の事業に育った。
 中期目標は年商8億、店舗経常利益5000万円だ。

 どんな事業もそうなんだろうけど、収益化するまでの苦しみは、言葉じゃ説明できない。

 前科者を2人も雇って、トラブルの連続だった。
 怖いお兄さんに店に居座られ、関係を断つためにも金銭供与をせず、我慢比べになった。
 セクハラをした店長を即日解雇した。
 料理人のレベルが低すぎて、来客にひどい迷惑をかけた。
 当然だが来客に罵倒され、スタッフが着ぐるみの中で号泣していた。
 赤字店の店長が、更に架空売上を計上していた。
 収益をカバーするために、建築の営業に更に奔走することになった。
 厳しい店長に変わった12月にアルバイトが全員がやめた時もあった。 

 そしてどんなトラブルよりも、収益が挙がらない事が苦しかった。

 今日は偉そうに松楓閣で、飲食事業部の会議と、お泊り忘年会をやるのだが、これはなかなか感慨深いものがある。

 以前では考えられないが、有能な事業部長を擁し、FC本部に名が知れている優績店長もゴロゴロいる、強いチームになった。
 彼ら彼女らの高いモチベーションがある限り、これからもこの事業は成長していくだろうし、自分の経営者としての器も試されていくと思う。

 元来飽きっぽい性質なので、収益化して回り始めた事業は完全に管理職に任せてしまうタイプだが、心血を注いできた一つ一つの事業とスタッフにはやっぱり愛情が湧くし、今後も大きく育てていきたい。



Posted by たまじゅん at 09:35│Comments(0)
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