2012年07月24日

モノを売るってこと

市や県の専門家派遣制度を利用して、店舗応援団に経営相談をいただく。

私の専門は、財務でも労務でもない。
収益改善、これ一本だ。しかも資金繰りに窮しているケースなどは、短期で効果を挙げたい。

たいていの場合、収益が悪い店舗には理由がある。
それが分かって、経営者が死ぬ気で働く気合があれば、改善できるケースが多い。
やり方がわかっても働きっぷりが微調整程度だと、またジリジリ収益は落ちていく。

中でも一番厄介なのは、「ものを売る」ということより、恥ずかしさやプライドが優先しているケースだ。
資金繰りに窮する状況で、そんな事あるんかい!って言われそうだが、ゴロゴロある。

実際にはご本人たちは、お客様を不快にさせたくないとか、失礼にあたらないだろうかとか、再来店してもらえなくなるとか、一見(聞?)すると合理性のある理由で売り込みを控えていたりするのだが、これじゃ商売にならない。
断られるのが怖いなら、商人には向いてない。
オススメして嫌われるような方も、商人としてはよろしくない。
嫌われるような勧め方しかできないようでは、キャラクターに問題がある。

オススメして買っていただき、尚且つ、また次もご来店いただく。
その為にはそうすればいいのか、それを身につけるのがスキルアップってものだ。

そのためには失敗を重ねなきゃならない。
こうしたら嫌がられるかも、なんて事を机上で10年考えても、1mmも前には進んでない。
やらないで理屈を並べるのが、商売では一番無意味だ。
お客様に嫌われるより、その方がタチが悪いのだ。



Posted by たまじゅん at 13:40│Comments(0)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
モノを売るってこと
    コメント(0)