店舗応援団代表たまじゅんの多角化日記

　LINKを開設してから、１日に、何人もの女性と話すようになった。

　ていうかそもそも、店舗応援団を立ちあげて、ビジネスプランコンテストに応募して以来、これまでは全く接点がなかった多くの起業家たちと接する機会が増え、そのほとんどは私より歳下の女性である。

　それまでの交際範囲は、地元の同年代の経営者（男）にほぼ限定されており、まあ正直言って居心地もよく、気心も知れた仲間ばかりだった。
　当然のこと、身だしなみに気を使うこともなく、着ていく洋服も洗濯のローテーションが基準だったし、髪を切るのも伸びてうっとうしくなってからだし、汗をかこうがニンニクを食べようが、どうって事なかった。

　ところが現在のように、数十人の前で講演したり、女性とマンツーマンで相談を受けたりする機会が増えると、いくら何でもそういうのが気になる。

　しかもLINKにいる（あるいは相談にくる）起業家たちは、メイクやらリンパやらエステやらアロマやら、とにかく男性には全く縁がないカテゴリのものが多く、自分の無頓着さには日々驚かされてばかりなのだ。

　信じようが信じまいが、私は元来、人見知りが激しい。ものすごく。
　そして人前でスピーチするのとか、大嫌いだ。「苦手」とかいう生ぬるいものじゃなく、大人になってからは激しく「嫌い」なのだ。
　そもそも異業種交流会とか名刺交換会などには出たことが無いし、今後も逃げられる限りは、逃げ続けるつもりだ。

　さて、そんな人間が、今や店舗応援団で様々な起業支援活動をし、LINKでビジネスコミュニティを創ろうとしている。
　時間は有限だし、本来の仕事もやりながらの事だから、プールやゴルフに行く時間を削り、読書の量を減らして、取り組んでいる。（何故か酒量は増えていくが）

　苦手なものでも、やれば何とかなる。つくづくそう思う。

　反面、女性の起業家は素直で謙虚な方が多い。
　経営なんて、一定の手順と常識を守った上で、水準を超える努力と、ある程度の経験を積むことで、そう間違いは犯さなくなってくる。

　私がやっている指導なんて、私の友人たちなら誰でも知っているようなものに過ぎない。
　要するに特殊な知識によるものでは無いのだ。

　起業したての女性には、知らないことが多いし、自分に出来るのだろうかと腰が引けることもあるだろうけど、やり方さえわかれば、あとは実行できるか。
　ただそれだけなのだ。（とはいえ実行できる人は２割に満たないと思うが）

　努力の量で上位２割に入るのだという決心がつけば、あとはLINKに参加してくれれば何とかなると（いう風になると）思う。

　そういうコミュニティにLINKがなるころ、私なんかいなくても会員同士で、起業支援が成立するのではないかと想像すると、それはそれでやはりなかなか楽しいものだ。